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【対談】ブロックチェーンと物流 風穴をあける2人の見つめる未来(後編)

【対談】ブロックチェーンと物流 風穴をあける2人の見つめる未来(後編)


⬅︎【対談】ブロックチェーンと物流 風穴をあける2人の見つめる未来(前編)


(辻)
物流に関していうと、物流事業者と言うよりは、それより上流の荷主側が使っていくようなイメージをしているのですが。


(岡田)
元々ビットコインについては超分散型、中央管理者不在と言われてます。しかしパーミッションレスではなく、パーミッションドだったら、誰かが仕切っている又は、コンソーシアム型で並列で仕切ることになります。

そして、これからのパーミッションド・ブロックチェーンの中で使われるのは中間事業者の排除。ということで、入口と出口しかやることがなくなるのかなと思っています。


(辻)
そうなると、風上にいる人が一番偉いと。中間がどんどんなくなっていくぞという時に日本の小売流通にも変化が求められる。既存のプレーヤーからすると、背筋の凍る話ですね。


(岡田)
言うのは自由じゃないですかね。(笑)。
それをブロックチェーンはできるツールだと思っていますので、世の中の変革が、楽しみでもあります。

(辻)
自分の生活の中で、価値あるものを登録したり、お金には変えられないけど、物々交換できる仕組みは出て来そうですね。Cが好むサービスを作るのが大事ってことですかね。


(岡田)
そうですね。そもそも、コンシューマーはブロックチェーンを知る必要はないと思ってます。ソラミツとしては、ただただ世の中を便利にしたいということです。例えば、ATMが0円になったり、海外送金安くなったね、という事実だけを感じてもらいたい。
当社は、デジタルアイデンティティに取り組んでいますので、今のカード型の身分証明書のかわりに、デジタルパスポート・デジタル免許書などをスマホにいれて持ち運べるような、一般利用者へ利便性を追求していきたいと思っています。
ユーザーにとって、何が一番インパクトあるのか、嬉しいのかというのはいつも考えています。

(辻)
物流業界でイメージしているものはありますか?


(岡田)
物流自体は、モノが流れること自体は変わらない。デジタルで記録されていくことにはおおいに期待しているところです。ブロックチェーンで全ての信頼されたトレーサビリティが取れる未来をお手伝いできたらと思ってます。

そうなると金融のほうが在り方が変わるのではないかと思っていて、元々ブロックチェーンについてはデジタルのアセットを管理するのに強いと思っているので、モノに対応して決済、モノに対して貸付、借入、保険が発生していきます。

サプライチェーンマネジメントに参加している人たちは金融業や認証業に参入するチャンスだと思ってます。グローバルプレーヤーが入る前に世界に先駆けて日本のプレイヤーで作り上げたいですし、世界で利用してもらえるものを「いろは(Iroha)」を使って実現してもらえたら最高です。


(辻)
国内においてのサプライチェーンを1プラットフォームでやろうという動きは見当たらないですね。物の動きに応じた決済インフラが構築できるイメージができてくると期待できるのではと思っており、サプライチェーンに利益が生まれるように仕上げる発想が必要ではないかと捉えています。

(岡田)
物流領域においては、これまであった技術でいうと、QRや、RFIDとか、現状はどれももう一歩の場所にきていると理解していますが?


(辻)
RFIDのチップは単価@7円くらいまで下がって来ていますが、電波型式だったり、IFだったりすると単価@50円くらいにあがり運用にのってくるコストではなくなってくる。
帯電されている微弱の電気を使うとか、どこかの大学で研究されている科学者は絶対いると思うんですよね。ねこのヒゲ、コウモリの電波とか。画像じゃなく超音波かな(笑)。


(岡田)
ブロックチェーン側からすると、モノをどのようにデジタルの世界とリンクさせるかは、大きなチャレンジと思っています。その当たりが見えてくると早いのではないかと思います。
今後、業界としては運ぶというデータをベースとした登記簿から、新しいビジネスモデルを構築する、とかができると面白いのではと思っています。


(辻)
全ての物流事業者が報われるデジタルプラットフォームは、引き続き構想していくべき重要なテーマですね。

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